[日々雑感]今でもたまに精神科クリニックに通院する当該組合員の「弱さの情報公開」〜薬と心の持ち様〜【前編】

最初に申し上げておきますが、本記事は当該組合員の極々個人的な話が【前編】で、職場闘争ネタは【後編】からになります。
個人的な話に興味の無い方は【後編】をどうぞ。現在、心の病気を患って職場で病気の理解得られずに困っている方や精神科の薬に興味のある方は、【前編】の当該組合員の体験談関連記事含めて、【後編】の最後までお付き合いください。

当事者目線で見る、心に働く薬たちの現状

今から20年くらい前に鬱病に罹り、定期的に通院せずに済む様になり、抗鬱薬を服用しなくてもよくなる迄、ほぼ10年くらい掛かった*
しかし、ようやく立ち直りかけていたところ、2012年辺りからの一部の者による職場の専横支配による労働環境の悪化、排除が顕著になり、2016年、ついに堪忍袋の緒が切れて労働組合加入・職場闘争決起という流れの中で、闘争心で奮い立って、表面的には元気そうに見えても、心や身体は正直なもので、不眠傾向やたまに心身の調子が悪くなることが屡々起こり、ここ何年か、約4ヶ月に1回、当該組合員は精神科に通院し、抗不安薬や睡眠薬を処方してもらっている。

* この辺の話は本組合掲示板ブログ記事の「[集会報告]2・9刑法全都実 総会・集会「職場と過労うつ体験―休職・復職など―」【後編】」を参照のこと。

色々あって日中の“ざわざわした感じ(一般的な表現で言えば、不安・焦燥感かな?解る人には解ると思うが…お察しください)”や眠りが浅くて直ぐに目が覚める等々の傾向が強くなり、薬も切れたので、先日、久しぶりにかかりつけの精神科クリニックに通い、いつものBZP系**抗不安薬と睡眠薬、それに加えて、これも長患いしている過敏性腸症候群(IBS: irritable bowel syndrome)の薬も処方してもらった。
大体、診察のついでに、長い付き合いのお医者さんと新しい治療薬について、雑談染みた話をするのだが、そこで出た話が、アメリカではBZP系の抗不安薬や睡眠薬は規制が強化され、処方されておらず、代わりに非BZP系睡眠薬や非定型精神病薬に類する薬が処方されているということだった。
これは、何年か前からBZP系抗不安薬・睡眠薬の長期連用は将来的な認知症のリスクがあることが疫学調査によって報告され、又、不届きな輩によって乱用・悪用されていたこともあるからの様だ。

** 因みに、ここで言うBZP系とはベンゾジアゼピン(benzodiazepine)系の不安感除去や催眠作用のある“心に働く”一群の向精神薬のことで、アメリカで乱用されている同名の“BZP”と呼ばれる合成麻薬(designer drug) “benzylpiperazine”のことではないことに注意。

医師がBZP系抗不安薬を処方するのは、バルビツール酸系睡眠薬の危険性や三環系抗鬱薬の様な副作用が少なく使い易いということもあるが、危険性や副作用が少ないとは言え、やはり漫然と処方するのは問題だし、どんな良い薬でも乱用・依存する(何故こんな薬を乱用して依存するんだ?とは思うが)人間が出て来るのは仕方が無いのかもしれない。
当該組合員が嘗て服用して鬱から立ち直る切掛になった精神科薬も、困ったことに乱用する不届き者達の所為で、今では製造中止や、殆ど処方されることが無くなった薬もある。同じ様な系統の作用機序を持つ薬でも、其々少々構造が異なることからか、人によって合う・合わないがあるので、これまで救ってくれた薬が無くなるのは非常に困るし、色んな意味で残念なことだ。但し、BZP系薬は同じ薬を連用していると耐性が生じるので、これには注意が必要である(私の服用経験からこれは確か)。

ふらつきや認知障害を齎すことから、現在、高齢者にはBZP系抗不安薬・睡眠薬を控え、非BZP系睡眠薬に切り替えている医療機関も増えている様である。
私も非BZP系睡眠薬の「アモバン®️」「マイスリー®️」「ベルソムラ®️」を服用したことがあるが、やはり、効き具合がBZP系薬に比べてやや弱く、服用感も異なり、独特の副作用もあって、それに比べれば、効果は弱いものの、海外から個人輸入で購入可能なサプリメントとして扱われていて、2020年に日本で限定的に承認された催眠効果のあるホルモン剤「メラトニン」の方が自然な眠りと目覚めができていいかな?という感じだ。

鬱の症状が一番酷い時(自殺企図の後)に服用していた抗鬱薬・抗精神病薬・睡眠薬の一部。よくこんなの飲んで職場復帰して仕事してたな…と思う。おそらく、当時の服用量を今飲んだら、一日中起き上がれないだろう。; ;

因みに、私は精神科の治療が薬物療法に偏り過ぎであることには疑問を感じるものの、薬物治療自体には肯定的である。薬の副作用には散々悩まされたことは今思い出しても辛い経験だったし、結局は対症療法に過ぎないとしても、社会復帰やリカバリーのきっかけを得る手段としても有効だったと思うし、私宅監置、身体的苦痛や侵襲を伴う電撃療法やもっと酷い治療が行われていた時代を考えると、全然マシな治療法だからだ。

たまに、当事者同士、躁鬱病(双極性障害)に限らず、パニック障害や統合失調症、アルコール依存症、不安障害等々を抱える人達と“傷の舐め合い”…否、“病気自慢”をすると、中核症状やその周辺症状の違いについて、「へ〜、統合失調症ってそうなんだ」「躁転する時ってどんな感じ?」「いや〜、朝から立ち上がれないほど気分が落ち込むとそうなるよね」という話と同時に、大体、「何の薬飲んでるの?」という話に花が咲く。精神障害者の“ピアカウンセリングあるある”且つ“薬グルメ”談義である。嘗て、或る知的障害者施設の職員さんに自分が処方されたフェノチアジン系抗精神病薬を見せたら、「あ、これうちの利用者さんも飲んでる」と言われたことがある。(笑)

以上、精神疾患を患った当事者としての精神科薬の服用経験からの与太話であって、医学・薬学的には不正確な記述かもしれないことを御承知置き頂きたい(何か間違いがあったらご指摘ください)。
日々、職場で陰湿な排除攻撃や嫌がらせを受けている身としては、時として薬にでも頼らなければ、精神的にやってられないのである。; ;

…ということで、薬も大事だけど、心の持ち様も同じ様に大事。心の持ち様と職場闘争絡みの話については【後編】へ。

To be continued…

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