[職場闘争]組合加入から公然化・団交要求までの道程 part 1

2015年12月3日(木)の朝9時30分を過ぎた頃、自分に席に末吉事務局長がやって来て、「ちょっといいか?」と言って来た。
一昨日の12月1日付けで、「総務課課長代理兼事業課課長代理」になった水内事業課課長代理が(この不透明な人事についてはこちらで少し触れている)I事業課係長と私に対して、翌日、打ち合わせと称し、早速上司風を吹かせて命令口調であれこれ指示を出し、自分はともかく、勤続30年以上の大ベテランのI事業課係長に対して、その地位を利用した傲慢不遜な物言いに不快な思いを抱きつつも、何も知らない水内事業課課長代理に冷静にこれまでの業務の流れを説明。しかし、こちらの言い分もあるので主張すべきことは主張させてもらった。
どうやら、その時の私の態度にご立腹だったようで、水内事業課課長代理は末吉事務局長に報告(密告)し、“反抗的”な私をとっちめるべく、朝一番に「役員室」に呼び出したのだった。

ちなみにこの役員室、名目上は会長の執務室とのことだが、普段どういう使われ方をしているかというと、他の事務局職員に聞かれたくないひそひそ話をする場所か、後述する「査問」部屋として使われている。または末吉が事務局次長時代から私物化して使用していることから「事務局(次)長室」、さらに役員改選ともなれば、末吉事務局長と現課長代理連中が頻繁に出入りし、闇の選対本部となり、特定の役員らと票読みや情報収集、その他諸々を行っている場所だ。これは協会事務局職員なら誰でも知っていることだ。

さて、役員室に入り、扉を閉め、密室になると、末吉事務局長は開口一番、
 「録音するなよ。いつも録音してるのは知っているんだから。何人かから聞いている」
と宣った。
数年前から自分の身に危険が及ぶ重大な局面ではICレコーダーなどで録音したことはあるし、そのような境遇に置かれている他の職員にもそうアドバイスをしたこともあり、これらは協会事務局の暗黒面を暴く貴重な証拠音源となっている。しかし、こちらの記事でも書いたように、いつも録音しているようなことはないので(諜報員・スパイじゃあるまいし、いちいちそんな面倒なことはしない)、

  「何人かってだれ?」
末吉 「それは言えない」
  「なぜ言えない。証拠があるなら出してくれ。ないならなぜいつも録音していると言えるんだ」

と、こんなやりとりが続いた。もちろん、このような密告をする事務局職員が誰なのかわかっている。ニコニコと何喰わぬ顔して仕事しながら、監視・密告が横行する職場の何と不健全なことか…。ついに旧東ドイツのような職場に成り下がってしまった。

続いて、末吉事務局長の口から出た言葉は予想外の言葉だった。どうもこれが呼び出しの主題のようだ。
 「会長から経緯を聞くように言われている。****@aigo.or.jpのパスワードをYに教えたか?」
これは、元職員のY氏が同部署の職員が主に使用する電子メール(****@aigo.or.jp)を共有・受信していたことを理由に、2015年4月に協会顧問弁護士と当時のY常任理事、末吉事務局長から役員室で恫喝、退職勧奨を受けて“自己都合”退職に追い込まれる契機になった事件のことを指す。

古い話だが、協会事務局がインターネットに接続できるようになったのは1998年からで、それ以来、事務局内LAN管理者でもある私がメールアドレス管理も行っていた。当初からメールアドレスは公の物で、各部署で共有することを前提として運用管理してきたものだ。なので、同部署で使用する複数メールアドレスを同部署の職員が共有することは当然のことで、私は管理者としてその部署が使いやすように設定し、かつ運用の自由度を高めるために各部署担当者に当該パスワードを開示して自主的に管理するようにさせてきた。
それがどういう理屈でか、Y氏が同僚職員のメールを共有・受信していたことをもって(その同僚職員が共有されていることを知らなかったという主張は後から聞いたが)、刑法234条の2(電子計算機損壊等業務妨害)だとか、刑事告発されたくなければ退職しろという脅しになり、問答無用のフレームアップとしか言いようのない事態になった。Y氏も弁護士を立てて闘ったのだが、在職し続けても展望のない協会に嫌気が差し、結局退職する羽目になった。
その退職勧奨がデタラメなのは、それが本当に刑事事件に発展する問題なら、メールアドレスを管理していた私も、事務局全体の管理者である事務局長も懲戒処分されなければならないはずだが、Y氏だけがその対象になったことからもわかる。Y氏は2014年秋から協会と自身の待遇を巡っての対立が表面化していたので、選別的に仕掛けられたものとしか私には思えない。
この辺の話は詳しく書き出すと長くなるのと、後にUP予定の第1回団交報告での団交議題でもあったので、そちらでも取り上げることとする。それにしても、そのY氏退職勧奨事件から8ヶ月も経ってからその一件が持ち出され、Y氏の後は自分が排除される番であることはうすうす感じていたが、ここでかよ…。

2011年6月、Y氏から新たなメールアドレスを増やして欲しい依頼があった際にそのパスワードは教えているし、運用上必要ならばと共有する方法も教えている。私にもY氏にも疚しいことなどない。メールアドレスは共有物だからだ。ところが、そう答えた後に末吉事務局長は「上司の許可を得ずにメールアドレスのパスワードを教えたことは重大な規則違反だ」「メールアドレスは個人のものだ」と俄かには理解し難いことを言い出し始めたので逐一反論をしたが、お互い認識があまりにも異なり、議論はほとんど進展をみなかった。それにしても、規則違反とは何の規則か? コンピュータネットワークの知識がある職員がいないため、長年自分が管理してきたが、そんな規則見たことも聞いたこともないぞ。何か規則なり運用ポリシーを実際作るとしたら少なくともドラフト作成者は私になるだろうし。

それは兎も角、その件にも増して問題に感じたことは、その他の“私の問題”でも異議を唱えて反論するも、末吉・水内両氏が「事務局長・上司は偉いんだ、事務局長がそう言っているんだから素直に言うこと聞け」*の一点張りで、全く話し合いにならなかったことだ。彼らのパワハラ・専制支配体質は、2013年4月1日の職員会議で起こった暴行・暴言事件の時から全く変わっていないのだ(キレて暴行に及ばなかっただけマシになったとは言える)。

*  話は横道に逸れるが、「事務局長は偉い」発言を聞いて、そういうことを自ら恥かし気もなく言い出せる“自己愛性人格”宛らの幼児性に驚いた。小学生が言うなら「かわいいね」で済む話だが、彼らは40〜50代、しかも歴史ある障害者福祉の全国団体の管理職…。彼らはおそらく知らないであろうから、宮澤賢治の『どんぐりと山猫』の一節を教えて上げようか。


一郎はわらってこたえました。
「そんなら、こう言いわたしたらいいでしょう。このなかでいちばんばかで、めちゃくちゃで、まるでなっていないようなのが、いちばんえらいとね。ぼくお説教できいたんです。」
山猫やまねこはなるほどというふうにうなずいて、それからいかにも気取って、繻子しゅすのきもののえりを開いて、黄いろの陣羽織をちょっと出してどんぐりどもに申しわたしました。
「よろしい。しずかにしろ。申しわたしだ。このなかで、いちばんえらくなくて、ばかで、めちゃくちゃで、てんでなっていなくて、あたまのつぶれたようなやつが、いちばんえらいのだ。」
どんぐりは、しいんとしてしまいました。それはそれはしいんとして、かたまってしまいました。


2015年のY氏退職勧奨事件と2012年のT事務局長解任事件もあり、すっかり協会事務局に嫌気が差したのはY氏同様私もそうで、見切りをつけて退職し、自ら新たなビジネスを始めようと計画していた矢先だった。しかし、1時間以上にわたる詰問を受けて、このまま辞めてしまって本当にいいのか?と思い始めた。自分がいなくなったら、次なる排除の対象は見えているし、ここで事務局の正常化・民主化を図るために、一旦振り上げた拳はそのまま下ろすわけにはいかない。在職の最後の最後にやるべきことがあるはずだ思った時に、次の言葉が頭を巡った。

連帯を求めて孤立を恐れず
力及ばずして倒れることを辞さないが
力尽くさずして挫けることを拒否する

一度きりの自分の人生、こんな美学も必要ではないか。

自分があれやこれや虐められるのは、2012年のT事務局長解任事件で言挙げし、行動を起こした結果責任なのでそれは受け入れるが、30年以上のベテラン編集者のI係長を蔑ろにした処遇は許し難く、この顛末をI係長に対面で切々と訴えた時、不覚にも悔しさで涙を流してしまった…。; ;

数日後、一緒に社会運動をしている知人から、ちょっと過激な(笑)闘う労働組合として名高い東京南部労働者組合(南部労組)を紹介され、12月8日(火)の退勤後、組合事務所で南部労組のAさんとKさんに労働相談、職場の現状を聞いてもらった。その後、協会を辞めるか、居続けて組合活動を始めるかで迷っていたが、とりあえず翌年の2016年2月に組合加入。後は協会の出方次第で、どう公然化し、どう組合活動(団体交渉)を行うかチャンスを窺っていた。
そんな最中、2016年3月15日(火)の昼休み、「○君、ちょっと…」とY前常任理事から呼び出しを受けた。これまでの職員の不当解雇・退職勧奨を目にしてきた私はその雰囲気にただならぬものを感じ、「ついに来たか…」と思ったのであった。

To be continued…

[職場闘争]組合加入から公然化・団交要求までの道程 part 1」への6件のフィードバック

  1. H

    「録音するなよ。」というのは全く理解できません。上司・部下の間で言った言わないの話になると双方が不利になるので、お互いの利益のために録音は必須です。

    私たち組合は人事に絡む話は必ず録音するように職員と管理者双方にアドバイスします。労働組合として、または安全衛生委員会として面談場面に立ち会ったことも何度もあります。その際も当然録音しました。「録音するなよ」と、部下に言う上司は、録音されてマズい言動があるからでしょう。まずその言葉にとても驚きました。

    ゆにおん同愛会 林

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  2. jaidunion 投稿作成者

    ご指摘の通り、この時に、まったく同じことを話しました。

    私「後で言った言わないの水掛け論になるから、ちゃんと証拠として残すために録音しといた方がいいんじゃないの?」
    末吉「証拠があるとかないとか言うな」
    水内「じゃあ、○さんは録音や記録を取られても本当にいいのか?」
    私「別に自分は構わないが?」
    水内「○さん、あなた録音されたら本当にやばいよ」
    私「どうぞ」

    …自分たちが言っている・やっていることが物理的に残ることが嫌で脅しをかけてきたんですね。どうしようもないですね。

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  3. H

    まず録音を嫌うことが後ろめたさの証ですが、「あなた録音されたら本当にやばいよ。」とあたかも相手の立場を慮っているかのような物言いはあまりに卑怯ですね。

    この記事のおかげで、福祉協会の育児・介護休業等規則のハラスメント規定の問題性がより鮮明になりました。たしかに、窃盗団が警備会社をやっているといっても過言ではなさそうですね。

    ゆにおん同愛会 林

    いいね: 1人

    返信
    1. jaidunion 投稿作成者

      1時間余り言い合い、その他のことはこの記事には書きませんでしたが、職位や業務命令権を盾に私の人格権を踏みにじるする発言などなど、まあひどいものでした。
      これでも、私には愛社精神というか“職場愛”があるので(笑)、あまりにもレベルが低いやり取りは公表するのも福祉協会にとっても恥なので、控えているのです。
      この時の録音は阻止されましたが、詳細なメモは記録しているので、重大な局面になったら詳らかにする用意はあります。多分読者諸氏・会員は事務局管理職の人権意識の希薄さにに呆れると思います。やれやれ…。

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      1. H

        録音していれば、お互いに発言内容や言葉遣いに慎重になります。双方がエキサイトして罵声が飛び交うこともあるでしょうが、それでも録音があれば紳士的な話し合いの姿勢に軌道修正しようとする力が双方に働くでしょう。組合側の罵声を引き出すための使用者が挑発しようとしても、録音していれば証拠に残るのです。

        福祉協会事務局管理者の人権感覚を疑うような事柄が他にもありそうですが、今は人権感覚よりも危機管理能力が大丈夫か⁉と驚いています・・・。

        ゆにおん同愛会 林

        いいね: 1人

      2. jaidunion 投稿作成者

        内部の批判者は権力行使で黙らせることができると思っている独裁体制だから、そんなこと頭もかすめないのでしょう。労使対等な関係を築き、緊張感をもった組織運営しなくてはいけませんね。

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